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Must Tuning マストチューニング

マスト チューニング

最初にすることは艇の中心(左右)に対して真直ぐにマストを立てることです。これが出来ていればヘルムのバランスや セイルの形状を変えることにより艇のパフォーマンスが上がります。
 チューニングは2つのステップに分かれます。1番目はハーバーで行い2番目はセーリングによって行われます。セーリ ングは10ノット前後の穏やかな海面の日を選んでください。セイルシェイプ、マストシェイプが確認しやすいからです。

基本的なコントロールと効果

1.マストレーキ(前後方向の傾き)
ヘッドステイの長さが基準になります。ウエザーヘルムが足りなければもっとレーキ(後ろに傾かせる)させる必要がります。

2.マストのベンド量(前後方向の曲がり)
マストのベンド量はマストステップを後にすれば増えます。
量が多いとフォアステイのサギング量は増え、バックステイやランナーをあまり使わなければジブは深くなります。量が多い とバックステイ、ランナーにテンションを入れてもフォアステイにはテンションがあまり入りません。バックステイと共に、 マストヘッドリグ艇ならランナー、フラクショナルリグならチェックステイ、又はベイビーステイでマストベンドをコントロールします。

3.ヘッドステイ(フォアステイ)
ヘッドステイのテンションは、ヘッドセイルのカーブに大きな影響を与えます。
マストヘッドリグ艇のバックステイ、フラクショナルリグ艇のランナーは、テンションをかければフォアステイにテンションが入ります。しかし、プリベンド量が多いマストセッティングでは、マストのベンド量が増す方向に多く力が働き、これだけ ではフォアステイのテンションはあまり上がりません。
フラクショナルリグでは又、バックステイでのコントロールはマスト上部のベンド量に大きく影響を与える為(マスト上部がより曲がる)メインセールのリーチが開きます。

マストチェック

1.左右の傾き

左右のアッパースティの長さが同じか確認します。もし違っていたらメモを取りテープに書き込みスティに付けておきます (例:ポート+7mm)。

2.スプレッダー

スプレダーの先端は左右同じ高さですか?又マスト側のスプレッダーブラケットよりスプレッダー先端が約30〜40mm (参考数値)上がっているか確認します。(ステイにテンションが入っていない状態で行います)

3.データの保存

すでにマストが立っている場合は現在のデータを記録して置く事も大切です。(ターンバックルの締め込み長さ等)
次に全てのターンバックルを緩めて下さい。(オンデッキマストの場合は緩め過ぎに注意して下さい)

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