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Must Tuning マストチューニング

参考 マストセット方法

マリーナでのセッティング

1.J の値の確認

 Jとはおおよそ、フォアステイの付け根からマスト前面までの距離です。Jの長さはルールで決まっており、変えることの出来ない値です。この値をマストホールにマーキングします。
 この時点でマストステップは取りあえずステップの中心にしておきます。


レーキの度数
A/(PX 0.017)
Ex.A=250MP=10.00M
.25/(10x.017)=1.47°

2.マストレーキ

次にマストのレーキを決めます。これはヘッドステイの長さが重要になります。目安としては1°〜2°前後後ろに傾くと考えて下さい。
簡単なチェック方法としてはバックステイ(あるいはランニングバックステイ)にテンションをいれます。次にメイン ハリヤードをだらんと垂らした状態でグースネックからの距離を測ります。
もしセーリングでウエザーヘルムが足りなければもっとレーキさせる必要があるかも知れません。
適正なウエザーヘルムの目安としては、クローズホールドでラダーを風上側に3〜5°きった状態で艇が真直ぐ走る時です。

3.プリベンドさせる

次にバックステイにテンションを入れていきます。マストのベンド量がマストの中間でマストの前後幅位になるまでテンションを入れてください。
この時はまだサイドステイは全てブラブラの状態です。

4.マストステップ位置を決める

「3」の状態でのマストホール部をチェック。マスト前面の位置を確認して下さい。マスト前面が最初にマークしたJの所に ありますか?
J の位置がずれている時はステップの位置をずらして調節して下さい。Jの位置よりマストが前の時はステップの位置を後 に してマスト前面がJのマークの所になるように調節します。
J の位置が決まったらマストカラーの前後を固定して下さい。これで、バックステイのテンションを緩めても、マストベン ド はそのまま保持されるはずです。これがプリベンドとなります。
プリベンド量の測りかたは右の図を参考にして下さい。

5.左右のレーキを調節するジャーをジブのセンターハリヤードに付けて艇の左右チェーンプレイトまでの距離を測りマストが横方向で真直ぐになるようにアッパーステイを調整します。
左右3 回ぐらいに分けて徐々に締めこんでいきましょう。

6.アッパーステイのテンションを決める

左右の傾きが無い状 態になったら、さらにアッパーステイにテンションを入れていきます。ポート、スタボー共に同じ様にして ください。テンションは、ワイヤーの場合ブレーキングロードの約15%が目安です。テンションゲージがある場合はテンションゲ ージを使って測って下さい。無い場は別表のWIRE TENTION MEASUREMENT を参考にして下さい。

7.その他のステイにも仮テンションを入れる

アッパーが決まったら、ロアーステイにテンションを入れていきます(手回しで)。マストはストレーダブルロアーステイの時には最初に前側のロアーステイからテンションを入れていって下さい。

8.2スプレッダーのマストでは、インターミディエイトのテンションはアッパーステイのテンションより弱くなるようにして下さい。この時点でマストがストレートか確認します。

9.インナースティがある場合はハンドテンションで固定して下さい。

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