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ドイルセイルジャパンって??

1987年、サブスタットに務めていた長谷川淳は退社、独立し「(有)アブラツボセイル」を立ち上げた。神奈川県、三浦半島の諸磯湾奥の自社ロフトでセイルの製造、販売を開始。長年に渡るヨット業界での人脈を通じ、レーシングセイルやプロダクション艇のセイルを幅広く受注。ロフトは毎日のように夜遅くまで灯がともっていた。

その年、オーストラリアの名セイラー、ボブ・フレーザー率いる「フレーザーセイル」のフランチャイズ権を獲得。バブル真っ盛りで勢いのあった日本のレースシーンで「フレーザー」の名はまたたく間に広まった。
特に90年代前半の関東レースシーンでは、<NINJA><エスメラルダ><アフロス><センチュリーファースト>等の有力チームが、こぞってフレーザーセイルを使用。数々のタイトルを勝ち取っている。

そして、1999年。本家オーストラリアのフレーザーセイルがアメリカのドイルセイルと業務提携し、「ドイル・フレーザー」となる。
オーストラリアで広いシェアを誇るフレーザーセイル。アメリカで広いシェアを持つドイルセイルは、特にワンデザインクラスのセイルに強い。両社が手を結び、強力なセイルメーカーとなったのだ。
同時に、新生「ドイルフレーザー」の我が国でのフランチャイズ権はアブラツボセイルが獲得した。

さらには、2004年にオーストラリア側のボブ・フレーザーが自ら開発したD4テクノロジーのノウハウをディメンションセールクロス社に売却すると共に、オーストラリアロフトはD4セイルの製造部門とドイルセイルオーストライアに分割に切り替えたため「ドイルフレーザー」という社名は無くなり、代わりに油壺セイルは本家「ドイルセイルグループ」の一員として「ドイルセイルジャパン」に改名し、現在に至る。
ロフトは、独立当時と変わらず、諸磯湾奥の2階建て。

油壺のロフト

Jun Hasegawa(長谷川 淳)
ドイル・ジャパン(油壺セイル)社長

趣味はヨットと残業。
ということで今日もせっせと残業しているもようを日誌で公開しています。

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Bob Fraser (ボブ・フレーザー)
Founder & Managing Director Fraser Sails Pty Ltd


オーストラリアで最も有名な外洋レースヘルムスマンの一人であるボブ・フレーザーは、1971年にフレーザーセイルを設立。
フレーザーセイルの代表であり、サザンクロスカップ9回、シドニー〜ホバートレース20回、アドミラルズカップ4回、ケンウッドカップ6回出場。サンフランシスコ・ビックボートシリーズ、ブロックアイランド・レースウイーク、ジャパンカップ、全日本ミドルボート選手権、カナダ・スイフトシャーレガッタ、ケンウッドカップ、ICRYマキシワールド、シドニー〜ホバートレース、ハミルトンアイランド・レースウイーク、サザンクロスカップ等でヘルムスマンとして或いはスキッパーとしてチームや艇を優勝に導く。

→フレーザーセイル社のプロフィールへ

所在地・連絡先
  アブラツボセイル
〒238-0224 神奈川県三浦市三崎町諸磯1903
TEL:046-882-0141
FAX:046-882-3359
e-mail:
jun-h@lares.dti.ne.jp
  関西ロフト セイルクラフト
〒520-0241滋賀県大津市今堅田3-25-1
TEL&FAX:0775-72-0261