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>>その2 スピンクロスの話

>>その3 カラフルな個性も魅力なスピンネーカー。自分でデザインしてみよう!! 


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一口にスピンネーカーといっても、いろいろな種類があります。 風速はもちろん、アップウインド用のセイルと違い、広いレンジの風向に対応しなくてはならないからです。
リーチング用のスピンネーカーとデットラン用のそれでは、スピンの形状も違ってきます。もちろん、艇上での見かけの 風速も大きく異なるので、クロスの厚みも違ってきます。
あるいは、微風〜軽風では、デッドランのコースでも上らせてスピードを付けて走ります。つまり同じデッドランのコース でも、風速によってそのシェイプも違ってくるわけです。
とはいえ、レース艇の場合、ルールによって搭載できるスピンの枚数が決められている場合はほとんどです。 そうでなくても、あまりたくさんのスピンを搭載してもそのチョイスが難しくなるばかり。そのうえ、いざスピンチェンジと なったらトラブったり……。
そこで、クラブレーサーのみなさんへの弊社のお勧めは、0.5オンスのオールパーパス仕様を1枚。0.75オンスのオールパーパ スを1枚。以上の2枚です。
0.5オンス、0.75オンスは、クロスの厚みの違いです。もちろん軽風時は軽い0.5オンスを、風速が上がってきたら厚くてその 分丈夫な0.75オンスを使います。
シェイプはそれぞれ広い範囲の風向を想定したオールパーパス仕様になっています。
目安としては、30〜35ftの艇で、風速15ノット位までは0.5オンスを。13ノット以上になったら0.75オンスの使用を考えた方が いいでしょう。つまり13〜14ノットくらいが両者の分かれ目になります。
同じ風速12ノットでも、リーチングのコースになると、艇上で感じる見かけの風速(アパレント・ウインド・スピード、AWS) はぐっと高くなります。風速に自艇の艇速が加わるためです。
この場合は、早めに0.75オンスのスピンを用いましょう。リーチングのレグで、風速が18ノット以上になったら、スピンはあき らめてジブを使いましょう。ブローチングを繰り返すよりもスムーズに走れ、結果はオーライのはずです。
ランニングでは腕さえよければ25ノットくらいでも0.75オンスのスピンでいけるはずです。しかしこれは、スピードが付けば付 くほど、見かけの風が弱く感じるからなので、スピンをつぶして艇速が落ちた後再び風をはらんだ時などに、バーストする危険 があります。もちろん、艇種によってもこのあたりは変わってきます。重い船ほどこういう時の衝撃は大きいのでご注意を。 もちろん、強風下のスピンランはブローチングの危険もあります。十分練習を積んでじょじょに経験していきましょう。

前記のように、スピンネーカーには各風向に特化したシェイプのグランプリ物もあるのですが、それは3枚目、4枚目のスピン にという事になります。クラブレーサーにとってはセイル選択に迷いが生じるばかりです。たとえば、グランプリレーサーの 場合、ルール上の枚数制限があるので、数多く持っていても出航前にその日の風速を予測して数あるセイルの中から選んで搭 載しているくらいです。
クラブレーサーなら、まずは0.5オンス・オールパーパス、0.75・オールパーパスの2枚をご注文ください。